コミュニケーションを改めて考える
どこの会社でも、団体でも、求められる人材のなかに、
「コミュニケーション能力」
という言葉があるのは今も昔も変わらない。
私も人とのコミュニケーションが好きでもあり、
仕事としても活動しているので
「コミュニケーション」という言葉を使うことは多い。
しかし、時代の変化と共に、
コミュにケーションの内容に変化が生まれてきている。
基本は変わらないのだが、
言葉が変わってきていたり、(短縮語や簡単語)
服装や集まり方など、
時代の変化にプラスして、コロナ禍を経験してその環境下で育ってきた若者は
様々なものの捉え方や考え方が変わってきている。
飲みニケーションと言われていたのは、
今は強要してはいけないことから始まり、
コロナ禍の時代、少人数での会食となっていて、
閉店時間なども限られている。
たばコミュニケーションなどといって、
喫煙所で交わす会話から生まれるものも多いと言われていましたが、
今は、喫煙者は居場所がなくなり、
休憩のようにとられたりして
そういうこともなくなりつつある・・・・。
また、「適材適所」に就いて、業務進行して
それぞれの良さを活かしていくことが望ましいが、
PCスキルのない上司は若者から馬鹿にされ、
過去の経験まで相手にされなくなるような環境・・・。
会社に出社しない、
リモートワークが増え、
本当に仕事しているのかわからないといった
不満の声、不信感の芽生えなど・・・。
画面を前に声を発していることが
多いので、
相手に自分の声を届けようという
熱意の低下。
エネルギー量が伝わらない。
人に会うことが少ないから
服装や身だしなみはそこまで気にしない。
自分の表現方法を他人からとやかく言われたくない。
「自分」というものの強い確立。
あげていったらキリがないが、
それが悪いとか良いとかではなく、
現代のコミュニケーションの取り方を
改めて考えないと
人間関係の希薄がどんどんエスカレートしていくように
感じる。
「個」は大切だが、
コミュニケーションを図る上で
どのように活かすか。
人間関係=コミュニケーション
には変わりない。
人間同士の関係がうまくいくからこそ
良い仕事もできる。
仕事も成り立つ。
大きな仕事もできる。
人と人は信頼関係で成り立つ。
では、今の時代、信頼関係を築くための
方法は何か。
今のところ
やはりいつの時代も私は「傾聴力」には変わりはないように
思った。
「聴く力」
それは仕事を覚えていくうえでの質問の仕方、
聴く姿勢、態度。
そこには使う「言葉」も重要だ。
そして、その「傾聴力」を身につけよう、
養おうとする前向きな態度。
どんなことが起きても、
目の前にあるものを前向きに捉えられる、
前向きに実行しようとする、
その力は時代が変わっても
コロナ禍だろうとなんだろうと
不動のものなのではないかと思った。
自ら動く。
自ら発信する。
自ら聴く。
前向きな人と話していると楽しい。
そして気持ちも良い。
前向きな人は周りを笑顔にしてくれる。
コミュニケーションは
前向きな「傾聴力」から始まるのだと
私は改めて思いました。
「傾聴力」は一人では身につかない。
机上でも身につかない。
人がいて自分も磨かれていく。
始めからできる人はいない。
コツを知ると身につくのは早い。
苦手を克服することにエネルギーを費やすことに
疲れたならいったん休んで、
また再開すればよい。
とにかく諦めないで前に進んでほしいと思います。
Shining Place
輝きトータルコーチ
遠藤智美