リーダーは質問力が大切
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リーダーとして、質問力を高めることは極めて重要です。
もし、部下やメンバーに対して問題点や未達成の点ばかりを指摘し、
否定的な言葉を使ってしまうと、コミュニケーションはうまくいかなくなります。
どんな事があっても、結果、質問力がリーダー力の発揮に繋がることでしょう。
どんな時も、以下のような質問をしてみましょう。
- 「どうしたの?」
- 「何かあったの?」
相手にも言い分があるはずです。
それは、
相手が失敗やミスをしてしまったとき、不安そうにいるとき、なかなか結果が出せなくて困っているとき、
あなたは、部下や仲間に対して「どこが分からないの?」と聞いていませんか?
アドバイスをしよう、しよう、としていませんか?
これは、勉強の苦手な子どもに対して「どこが分からないの?」と言っているのと同じです。
その結果、「どこがわからないのかわからない」と返ってきてしまうでしょう。
そして、わからない自分が責められている気持ちになり、不安が倍増してしまいます。
また、出来てないところばかりに目を向けると否定的な言葉ばかりが発せられることになります。
もし、優しさで聞くのであれば、冒頭でお伝えしたように、
「どうしたの?」や「何かあったの?」と聴いてみることなのです。
部下にも言い分があるはずです。
「いい訳なんて聞きたくない!!」と怒るリーダーはNGです。
同様に、「何でできないの?」という聞き方もNGです。
否定語を会話の中に入れず、相手を攻撃するような言葉遣いも避けるべきです。
否定語が入っているだけで、それは質問ではなく、単なる攻撃になってしまいます。
また、部下に対して「教えなくちゃ」「指導しなくちゃ」という姿勢では、関係性は育ちません。
アドバイスをするなら、相手が求めてきたときを見計らえるようにしましょう。
リーダーとして大切なのは、
話を聴くこと、状況を理解すること、表情を見ること、そして心の中を覗いて見る努力をすることです。
興味と関心を持つことが重要です。
リーダーは、自分の思うようにいかなくてもイライラせず、冷静さを保つ必要があります。
深呼吸!深呼吸!!
また、
「報連相」が大切なことは誰もがわかっていますが、それでも忘れることも、出来ない事もあります。
できないのは関係性や環境の影響もあることでしょう。
それを、相手に対して「報告がない」「連絡がない」「相談しろよ」と責めるべきではありません。
また、提出期限を守らない場合も、
「やることやらないで何してるの!」「だらしない」「約束を守れ」といった責める言葉を避けましょう。
不安な環境では部下の実力が発揮できず、自信喪失につながる可能性があります。
リーダーは部下の成長をサポートするため、適切なタイミングで声をかけ、気づかせる努力をしましょう。
例えば、
「〇〇の件どうだった?」と報告を促すように質問してあげてください。
「そっか!また進展あったら報告してくれると嬉しい!」と伝えることで、報告を促すポジティブなアプローチになります。
さらに、「この間言ってた△△の件、良い案思いついた?」と連絡を促すようにしてください。
「そっか!それも良いね。他にも思いついたらどんなことでも、すぐ連絡してくれたら早く良い案できそうだね!」と、相手が連絡をしやすい環境を整えましょう。
また、「□□会社の件、上手く話進んでる?」と相談を促すことも大切です。
「そっか!困ったこととかいつでも何でも相談にのるから頑張れよ!」と積極的に相談を受け入れる姿勢を示しましょう。
さまざまな質問を通じて、関係性を築いていくことがリーダーには求められます。
質問に対して答えやすい環境(空気)を作り出すこともリーダーの役割です。
前向きな会話や言動が多い職場は、働いていて楽しいですし、活気が溢れます。
些細なことでも何でも投げかけて話しやすい環境づくりをリーダーは目指してください。
Shining Place
遠藤智美